2026年10月26日

10月24日(土)~25日(日)、岡山県・岡山国際サーキット(3.703km)で開催されたENEOSスーパー耐久シリーズ2026 Empowered by BRIDGESTONE 第6戦「スーパー耐久レース in 岡山」において、95号車「SPOONリジカラCIVIC」(ドライバー:小松一臣 / 小出峻 / 三井優介)は、今シーズン2度目となるST-2クラス2番手グリッドを獲得しました。
決勝では、ウェットコンディションの中、スタートを担当した三井が首位に浮上。その後、4WD勢の追い上げにより4位まで後退しましたが、ドライバー交代後の小出が力強い走りで2位まで順位を回復しました。しかし、60周目のピットインで小松に交代した直後、冷却系のマシントラブルが発生。ピットで懸命な修復作業を行いましたが、エンジンにもダメージが及んでいたことから、走行を再開することはできず、無念のリタイアとなりました。
今大会は、24日(土)に全クラスの公式予選を行い、25日(日)にグループ1と、95号車「SPOONリジカラCIVIC」が出走するグループ2に分かれ、それぞれ3時間の決勝レースを行う形式で開催されました。
95号車は、ここまで優勝2回、2位1回、4位1回という成績で、シリーズランキング首位から7.5ポイント差の2位につけていました。サクセスウェイトは前戦SUGOから引き続き規定上限の70kgを搭載しており、岡山でも厳しい戦いが予想されました。
24日の公式予選は曇り空の下、気温23.3℃、路面温度21.6℃というコンディションで行われました。コース上にはところどころウェットパッチが残る状況でしたが、95号車はドライタイヤを選択。Aドライバーの小松がクラス2番手、Bドライバーの小出がクラス3番手のタイムを記録し、合算タイムでST-2クラス2番手グリッドを獲得しました。
翌25日の決勝は、朝から小雨が降り、ウェットレース宣言が掲示されました。気温、路面温度ともに21℃で、グループ2の車両がコースインする頃には雨脚が強まり、路面は完全なウェットコンディションへと変化しました。

このため、8時30分の決勝スタートはセーフティカー(SC)先導となりました。3周目にSCが解除されると、スタートドライバーの三井は難しい路面状況の中で巧みにマシンをコントロールし、95号車をクラストップへと押し上げました。しかし、ウェット路面で高いトラクション性能を発揮する4WD勢の追い上げを受け、17周目には4位へと後退しました。
30周目の1回目のピットインでは、小出にドライバー交代。5位でコースに復帰した小出は、スリックタイヤでベストラップを次々と更新しながら追い上げを開始します。路面が乾いていくコンディションを生かした力強い走りで、46周目には2位までポジションを回復しました。
60周目には2回目のピットインを行い、フロントタイヤ交換とともに小松へ交代。4位でコースに復帰しましたが、直後の61周目に冷却系のトラブルが発生し、緊急ピットインを余儀なくされました。
ピットではメカニックが原因の確認と修復作業を続けましたが、冷却系の不具合によってエンジン本体にもダメージが及んでいることが判明。レースへの復帰は困難と判断し、95号車「SPOONリジカラCIVIC」はリタイアとなりました。
この結果、シリーズランキングでは2位を維持したものの、首位の13号車との差は22.5ポイントに拡大。一方、3位の225号車とは10ポイント差、4位の72号車とは11ポイント差となり、最終戦の富士に向けて厳しい状況となりました。
小松一臣コメント
「タイヤ交換を終えてピットアウトした時に13号車の前に出られたので、2位で終われるかなと思ったのですが、次の周の第1コーナーでメーターパネルに赤いランプが点灯しました。何だろうと思っていると、今度は水温異常とバッテリー電圧低下の警告が出ました。バックストレートでチームに無線で状況を伝え、そのまま走行を続けようとしましたが、加速しなくなったため、スロー走行でピットに戻りました。修理が終われば再び走り出せるよう準備していましたが、残念ながらリタイアとなってしまいました」
原剛チーム監督コメント
「今シーズンは良い調子でレースを戦えていましたが、今回はマシントラブルが発生してしまいました。ピットで各部を確認したところ、最終的にはエンジンにもダメージが及んでいることが分かり、走行を続けることができませんでした。原因はウォーターポンプのプーリーが脱落したことで、冷却機能が失われてオーバーヒートが発生し、同時に発電も停止したという状況です。三井選手がウェットタイヤでスタートした判断も間違っていなかったと思いますし、小出選手への早めの交代も追い上げにつながりました。そこまでは良いレース展開ができていただけに、その直後のトラブルは非常に悔しいです」
最終戦となる第7戦は、11月14日(土)~15日(日)、静岡県・富士スピードウェイで4時間レースとして開催されます。
今回のトラブルを検証し、万全の状態で最終戦に臨めるよう、チーム一丸となって準備を進めてまいります。
引き続き、TEAM SPOONへのご声援をよろしくお願いいたします。